頭蓋骨のゆがみをとることで脳のストレスを開放した完全なリラックス状態に。
「先生お願いがあるんです。」
ある土曜日の午後、患者さんが治療の後に切り出しました。
定期的に整体で体のメンテナンスに来る患者さんが
「実は、母（７０代後半）が食欲がなくなってしまって、歩けない状態なんです。」
「何とか元気にならないもんでしょうか。もし可能なら出張治療に来ていただけませんか？」
聞いてみると
食欲がなくて、眠れない。元気が出なくなっているから歩くことも出来ない。
「自律神経失調症だな・・・」
私はそう判断しました。
睡眠障害、食欲不振、歩行障害は自律神経失調症
この患者さんは７０代後半の女性
今までは元気だったそうですが
最近突然食欲不振、歩行障害、睡眠障害の症状が出てきたという事でした。
通常は私は往診することは時間的に難しいので
お受けしていなかったんですが
こちらの時間の都合でよいという事だったので
時間を調整してお受けすることにしました。
通常の整体ではこの症状は
時間がかかるし難しいだろうと思い
私は、頭蓋仙骨療法（クラニオセイクラルセラピー）を行う旨
この患者さんに伝えました。
自律神経を調整する整体
自律神経とは
自律神経とは、脳からの信号を全身に伝える神経。
体力や筋力があっても、脳からの命令を伝える命令系統が機能していなければ体は正しく働きません。
ストレスなどで体の歪むと頭蓋骨もゆがみます。脳みそが収まっている頭蓋骨が歪むと脳自体に圧迫するストレスがかかります。脳が誤作動しやすい状況ですね。
このゆがみを整えて脳が完全なリラックス状態を作ってあげると、脳が正しい信号を全身に送れるようになります。これで、原因がハッキリしないけれどなんか不調がある。そんな症状も改善しやすい体になります。
この方の治療を始めると・・・
初回の施術では、
顔色が明るくなり、目もパッチリ開き
お腹もぐるぐる動き出していました。
でも
ご本人は
「いえ、動いてないです・・」
内心{グーグーおなかが鳴ってるじゃないですか？}と
ツッコミを入れたくなりましたが・・
確かにこの治療法はソフト矯正を進めていくので
わかりにくい方もいるので仕方ないです。
そして、それから
週一回、一時間程度の施術が始まりました。
回を重ねるごとに
ムラはありましたが、
少し食べれるようになってきたという事でした。
頭蓋骨矯正治療（クラニオセイクラルセラピー）を始めてからの経過
「あれっ！！」
５回目の頭蓋仙骨療法（クラニオセイクラルセラピー）の
施術に伺った日の事です。
いつもなら布団で寝て待っている患者さんが布団にはいませんでした。
すると、奥のダイニングからひょっこり出てきて
「現金なもので、体が元気になると、ジっと寝てなんかいらんないわ」と(笑
患者さんがこの日は
満面の笑みで迎えてくださいました。
そして、
「先生、良く食べられるようになったんです。」
「歩けるようになったし、こんなに元気になりました！」
こんなに喜んでいただけると
治療家冥利に尽きますね。
この日の頭蓋仙骨療法（クラニオセイクラルワーク）の施術の後
いつもは寝たままあいさつさせていただいていたんですが
玄関を出て、庭先まで出て見送ってくださいました。
４回目の施術で成果がはっきりと表れ
正直こんなに早い結果が出るとは
私も驚きでしたが、継続して続けていると
必ず成果は出るものです。
カラダの働きが目覚めてくれば
病気は本来自分で治してしまうもの。
あれこれ余計なことをすると
カラダを弱めてしまったりします。
頭蓋仙骨療法（クラニオセイクラルセラピー）は
脳を完全なリラックス状態にし、
カラダが一番働きやすい状態を作り出し本来の力を目覚めさせる。
そんな治療法です。
治療法の中でも一番ベースの部分を
強くするものと私は位置づけています。
この患者さんは、
だいぶ元気が出てきたし、
もう少しよくなったら先生のところまで通おうかしら
と笑顔で言ってくださいました。
一月前とは全然違う
エネルギー感に私もうれしくなりました。
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